仕組みの手前にあるもの
AIが形式知(C)を高速で回すほど、ボトルネックは「まだ言語化されていない暗黙知を掴んで、言葉にする入口」へと移っていく。大企業のPM、中小企業の業務改善、自分のプロダクトづくり——レイヤーの違う仕事を横断して見えてきたのは、SECIモデルでいうS→E、つまり共同化から表出化への橋渡しこそが、人間に残る不可代替な仕事だということだった。
考えたこと、学んだこと、体験したこと。
AIが形式知(C)を高速で回すほど、ボトルネックは「まだ言語化されていない暗黙知を掴んで、言葉にする入口」へと移っていく。大企業のPM、中小企業の業務改善、自分のプロダクトづくり——レイヤーの違う仕事を横断して見えてきたのは、SECIモデルでいうS→E、つまり共同化から表出化への橋渡しこそが、人間に残る不可代替な仕事だということだった。
AIで自分好みのヘアスタイル画像を作り、それを初めて行く美容院に持っていった。爆美女なAI画像と、現実の自分。そのギャップを前にしつつも、美容師さんが目の前の「私」を見てくれたことで、「あなたの場合は」という言葉に強い安心と信頼を感じた。普段はAIの仕組みを渡す側にいるからこそ、受け取る側として体験したこの感覚を、これからも大事にしたいと思った。
AIを使えば「速く」作れるという話をよく見る。でも、個人的に大事だと感じているのは、そっちの速さじゃない。
10年前、机の上に10台の検証端末を並べていた頃と比べて、Webと開発スタイルは大きく変わった。それでも、カメラやタッチなどネイティブに近い部分では、今も端末ごとの違いが顔を出す。AIと一緒にコードを書く時代になっても、現場でちゃんと動くものを作るための検証とフィードバックのループは欠かせない。
Lighthouseスコア56点だった自サイトを、フォント整理とVisual Editingの動的インポートで66点まで改善した記録。でも本当に書きたかったのは、元Webディレクターが「知ってるけど自分ではやらなかったこと」をAIと一緒にやってみたら、ディレクションと実装の境界が溶けた、という話。
「もう一度ちゃんと自分の場所を作ろう」と決めて、Next.js + Sanity + Vercelでゼロから作り直した記録。リサーチから実装まですべてAIと一緒に、約3時間で形にしている。