映画感想『 ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』とある会社の面接でこの映画について語ったなぁ

昔からファッションが好きだ。ファッションというと、こましゃくれた感があるように思えて、ちょっと恥ずかしいんだけど、いうたら、洋服が好きなのよ。

どうせ身につけるなら、自分がこだわって選んだものを長く愛用したい。できれば、他とあまり被らない方が、なお嬉しい。若かりし頃から、そんな価値観だったこともあり、“ファストファッション”には、全く興味をもてなかった。

なんだか、それって没個性じゃない?みたいな感じがして、ブーム到来にも冷ややかな目でいた、私。ダサくね?ファストファッションとか、みたいな。

ファッション=おしゃれをすることは、かっこよくてクールなもの。ファッションをクリエイティブと見なし、洋服のデザインがイケてるかイケてないか。私のアイデンディティを表現するには、どういうアイテムを身につけると、他人にもわかりやすく伝わるのだろうか。

洋服というツールを通して、自分を表現することやお気に入りを身につける満足感にばかり気をとられて、ファッション好きと言いながら、衣服がどこからくるかについて、深く考えたことはなかった。

「あなたの服の本当のコスト知っていますか?」

このキャッチコピーが気になり、2015年の公開時、映画『 ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』を観に行った。

本作は、ファッション業界の闇に焦点を当てたドキュメンタリー映画だ。服を製造する過程での環境汚染や奇形など人体への影響、そしてグローバル経済による支配と搾取の問題。私たちの気軽な”買う”という選択が、たくさんの人を傷つけているという現実。

上映後、自分も消費者の1人として「買う」責任を意識しているのか?と問われたら、正直自信が持てなかったし、これまで思いもつかなかった新しい視点に衝撃を受けたのですよ、当時。

映画を通じて、知ることのなかった数々の事実やモノゴトの見つめ方を教えてもらい、「まずは、知ることから始めるのだ!無知から脱却する!」と意気込み、社会問題や環境について、調べ学ぶようになった。

自分の視野を広げ、言動を変化させるきっかけをくれた本作は、とてもとても思い入れが深い。なんなら、社会課題解決を事業のメインとしている会社に面接に行った時、この映画をきっかけに、社会問題に興味をもつようになりました、ということを話したのも、よき思い出だったりする。

最近、時代の流れもあってか、”物を買うことが投票である”という言葉をよく耳にする。選択する権利を持っている私たちは、何をどういう基準で選べばいいのだろうか。

別にかたく重く考える必要は全くないし、それって辛いことでもあるなーと思うんだけど、今一度考え直すきっかけになる良き映画。

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