飛騨高山にあるフィン・ユール邸に行って思った、わたしにとっての心地よい暮らし

北欧文化や椅子好きの人だったら名前を聞いたことあるかもしれない、デンマークの建築家であり家具デザイナーであるフィン・ユール。彼の自邸を再現した施設が、なぜか岐阜県の飛騨高山にある。

なぜそんなところにあるかって。
同じく飛騨高山にある、北欧名作家具をライセンス生産している家具メーカー「株式会社キタニ」の会長が、北欧のゆとりある暮らしを学び、 伝える場をつくりたいという想いから、フィン・ユールの自邸に注目しプロジェクトとして発起したらしい。

今はプロジェクトに賛同した人たちと一緒にNPO法人として運営をしているとのこと。ちなみに、フィン・ユール邸もキタニの敷地内にある。

北欧デザイン&建築好きとしては、うちのそんな近くにあるなら、行くっきゃない!ってことで、11月の紅葉が美しい時期、予約をして行ってきた。

まず、到着して驚いたのは、フィン・ユール邸周辺の美しい、景観。空!山!緑!に囲まれ、とても、雄大な自然。

見学自体は、スタッフさんの解説を聞きながら、庭や家をまわることができる。建物のこと、家具のこと、文化のこと。詳しく解説していただけるので、興味がつきない。わたしたち以外にもご夫婦っぽい方や仕事仲間っぽい人たちも、ちらほら。建築の参考やマイホーム参考にはもってこいの場所。

白をベースにした建物は、赤青黄色で構成されたポップ&キュートな外観。

美しい家具と椅子、窓から差し込む光にとても癒やされる部屋。

奥行きがあるよう見せるため、本棚の角はゆるいアームに。

鍵穴もかわいいし、電源スウィッチが真四角なのもおしゃれ。

寝室はボーダーのベッドカバーにライト。このタイプのライトは、やっぱりかわいい。

おしゃれで洗練された家具がある、イカしたおうちなのは間違いなかった。加えて、大きな窓ガラスから注ぎ込む光と影、窓辺から外を眺めると、そこに広がる草木の深い緑。それが美しさに満ちてて、なんだか居心地がよかったの。

ここに住むことは、ただの暮らしではなく、とてもスペシャルな時間を過ごせるように思ったよ。

都心の高層マンションで美しい景観や市街地のパノラマを楽しむことを良しとする人もいれば、一つの場所に長期間滞在せず、頻繁に異なる場所へ引っ越しを繰り返して、新しい場所や環境を体験することが楽しい人もいるでしょう。

この場所に来てみて、わたしは季節の移り変わりや自然の美しさを感じられる生活を、心地よいと思うんだろうなぁと思った。光が美しく差し込むって、とても癒やされる。そして、やっぱり広い家って最高。

こんな素敵な家に住むのは難しそうだけど、あらためて自分の小さな居場所で満足と充実を見つけることの大切さに、気づいた気がする。まずは家に観葉植物でも買おうかしらね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!